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IoTとは何か。活用事例をまとめてみた

ニュースなどで「IoT(Internet of Things)」という言葉を聞いたことのある方は多いのではないだろうか。IoTは、私たちの身の回りだけではなく、さまざまな分野でも活用され始めており、作業の効率化などにも役立っている。今回はIoTについて解説するとともに、各分野での活用事例について紹介する。

IoTとは

「IoT」とは、前述の通り「Internet of Things」の略称であり、簡単に説明すると「モノのインターネット」を指している。

これまでインターネットに接続できるものは、パソコンやスマホなど通信機器が主だった。しかし、IoTはインターネットとは無縁であった、スピーカーや家電などの「モノ」を「インターネット」と接続する技術だ。モノがインターネットと接続することによって、遠隔からの管理や情報収集、分析、人工知能の活用などが可能になる。

さらにIoT技術は、あらゆる分野への応用もできるのも魅力だ。工場や農業分野での活躍が期待されており、作業効率を劇的にアップさせる可能性も秘めている。

インターネットが当たり前になった現代において、IoTは生活スタイルを次の次元へステップアップさせる技術なのだ。

IoTの活用:工場での事例

エネルギー使用量の見える化

エネルギー使用量の見える化とは、各ラインで何のエネルギーをどれぐらい使用したのか管理することだ。工場では常に多くのエネルギーを使用している。ただ、製品のクオリティーなどを追っていくと、ついエネルギーを過剰使用してしまうところも少なくない。そこでIoT技術を活用し、エネルギー使用量を見える化すれば、無駄なエネルギーを把握し削減案を立てることが可能になる。

ライン全体の見える化

IoT技術を使うと、ライン全体を見える化することができる。各ラインで工程に無駄がないかを確認したり、エラー数などを分析したりすることが容易になるため、効率的な生産に役立てることが可能だ。

設備の監視

設備の監視にもIoTは導入されている。主にエラー管理や稼働状況の確認のために使われることが多い。

エラー管理では目視での故障部位の発見での時間ロスや見落としなどを防ぎ効率的なエラー対応が可能となる。稼働状況の監視では、メーカー関係なく機械の稼働状況を一元管理出来るため、メーカーに管理を依存する必要もない。

農業での事例

スマートアシスト

農業のIoT化を積極的に勧めているヤンマーが実施しているのが「スマートアシスト」だ。

農作機械に備え付けられたセンサーから得た情報を分析し、作物の状態だけでなく稼働状況、機械の不具合などを知らせてくれるというものだ。農作物の位置情報も把握でき、盗難対策にも活用できるのが魅力だ。

農業アプリケーションによる農場管理

IoT技術を農業へ活用する事例の1つが『農業アプリケーションによる農場管理』だ。たとえば、ベジタリアは、作物を栽培する田畑にモニタリングシステムを設置し、スマホやタブレットから農作物の状態を確認できるサービスを展開している。

このように農場管理とIoTを組み合わせることで、これまで付きっきりで管理しなければならなかった農業も、効率的に行うことが可能だ。さらに、アプリケーションで管理できれば人件費も大幅にカットできるのも魅力となっている。

ノウハウのフィードバック

IoT技術を利用すると、一流の職人が作った作物の環境などをセンサーによって数値化することができるようになる。あらゆる情報を見える化し、機械学習を用いてノウハウをフィードバックするのが可能になるのだ。

美味しい作物がどのようにして育ったのかを分析することで、作物のクオリティを底上げすることにもつながる。

自動車での事例

リモートパーキングシステム

日立などが開発している「リモートパーキングシステム」はIoTを用いて遠隔操作での駐車を行うシステムだ。スマートフォンからの操縦や自動中にも対応している。障害物などは、センサーで感知可能。まだ試験運用だが実用化される日も近い。

IoT for Automotive

IBMが開発した「IoT for Automotive」。160ものセンサーを用いてあらゆる情報を収集、分析をする。集めたデータを元に、気象データなどの外的なデータを取り込んだリアルタイムのマップ・マッチングや危険行動の識別などを行い、ドライバーをサポートするという。

現在は主にF1マシンで用いられ、より進んだトレーニングの実現に活用されている。今後、一般車両にも積極的に利用されていけば、ドライバーの運転技術の底上げにも期待ができるだろう。

身の回りの事例

スマートスピーカー(AIスピーカー)

Amazon EchoやGoogle Homeなどの「スマートスピーカー(AIスピーカー)」もIoTの1種だ。スピーカーに人工知能を組み合わせることで、音声操作や検索、各電化製品の操作を可能としている。

MAMORIO

MAMORIOは失くしたものを簡単に発見するためのIoT製品だ。スマートフォン用アプリと連動させることで、MAMORIOを紛失した場合、いつどこで失くしたのかをスマートフォンに知らせてくれる。

さらに、別のMAMORIO利用者が紛失したMAMORIOの近くを通過すれば、スマートフォンに通知してくれるトラッキング機能もあるのが特徴だ。

財布やキーケースなど大切なものを失くしたくない人にピッタリのIoT製品となっている。

G・U・M PLAY

歯ブラシに装着して利用する「G・U・M PLAY」。Bluetoothでスマホアプリと連携させれば、歯磨きのやり方を分析し、正しい磨き方を提案してくれる。

子どもの学習のためにも使えるIoT製品だ。

IoT自動販売機

「IoT自動販売機」はIoTを用いて防犯。防災強化のために用いるのを期待されている製品だ。主に監視カメラの設置や無料Wi-Fi機能、災害情報を伝える電光掲示板の取り付けが検討されている。実用化はこれからだが、ネット社会において無料Wi-Fiがそこら中で利用できるようになれば非常に便利だ。

IoTの問題点

IoTは私たちの生活をガラリと変えるほどの可能性を秘めているが、その反面、問題点もある。最も問題視されているのは「セキュリティ面」だ。

モノがインターネットに繋がることで、家電などウイルスの危険がなかったものまでウイルスの危険にさらされる。しかも、IoTは利用者に関する膨大な情報を収集しているため、情報が抜き取られれば一大事。加えて、被害が拡大しやすいのもポイントだ。

また、IoTは常にネットワークに接続しているため、ウイルスに感染すればそれに関連しているIoT製品全てに、ウイルスが蔓延するリスクが高くなる。もし感染したものが自動車などであった場合、人命に関わる可能性もあるため、いかにセキュリティ問題と向き合っていくかがIoTの課題だ。

今後はどうIoTが活用されるか

IoTは注目を集めてから日が浅い。IoT業界もここ最近、ようやく盛り上がりを見せ始めたところだ。

今後の活用で注目なのは、スマートスピーカーとの連携だ。現在、Google HomeやAmazon Echoなど人工知能を導入したスピーカーが販売されている。スピーカーに向かって命令することで、音楽視聴から他の家電の操作も行える。今はまだ、IoT対応している家電が少ないため、操作できるものも限られているが、今後、IoT製品が増加していけば、スマートスピーカーを軸にあらゆる操作を行えるようになる。

IoTが一般化すれば、パソコンやスマホ以上に身近な存在として、私たちの生活を支えてくれるだろう。
写真提供:one photo

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