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今さら聞けないフィンテック(FinTech)。主なサービスや企業、課題は?

ニュースなどで最近よく耳にする「フィンテック」。言葉は知っているけど、フィンテックが何を意味するか、実はよくわからないという人が少なくないのではないだろうか。フィンテックの意味や、フィンテックサービスを提供している企業について紹介しよう。

フィンテックとは

「フィンテック(FinTech)」とは、「金融(Finance)」と「技術(technology)」を組み合わせた造語だ。AI(人工知能)、ビッグデータの活用、IoT、ブロックチェーンなど、最近話題になっている最先端のIT技術と金融をかけ合わせた、革新的なサービスやテクノロジーを称した言葉である。

フィンテックは、もともとアメリカがリードしてきた。しかし、現在はイギリスや、中国をはじめとしたアジア諸国などが金融の世界で存在感を示そうと追い上げている。日本でも法改正などが進められ、フィンテックをより推進する環境が整えられようとしているのだ。

日本の主なフィンテック企業

日本でもここ数年でフィンテックサービスを展開する企業が注目を集めている。主なフィンテック企業を見てみよう。

マネーフォワード

2017年9月に株式上場を果たした「マネーフォワード」。スマートフォン向け家計簿アプリを提供しており、600万人以上が利用していると言われています(同社調べ)。

レシートをスマートフォンのカメラで撮影すると、レシートの内容を認識し、自動で金額や消費区分(食費や公共料金の支払いなど)を記録。家計簿をつける手間を大幅カットできる。銀行口座と連携して出入金の情報もアプリで管理できる。

freee

freee」は、個人事業主や小規模事業を営む人々が経理業務を簡易化するクラウド会計ソフトを展開する企業だ。会計や経理に関する知識がない人でも直感的に扱えるのが特徴。煩雑な仕訳などもAI機能が自動で行なってくれる。

AnyPay

AnyPay」は、簡単に割り勘できるアプリ「paymo」を展開する企業。スマホで簡単に割り勘や支払いができるため、飲み会や食事会の場で利用されている。現金不要で、いつでもどこでもアプリから支払いができるのも大きなポイントだ。

海外の主なフィンテック企業

日本以上にすぐれたフィンテックサービスを展開しているのが海外の企業だ。アメリカやイギリスといった欧米諸国だけでなく、近年成長著しい中国のフィンテック企業にも注目したい。

アントフィナンシャル

アントフィナンシャル」は、世界的なECサービス企業・アリババの金融子会社。スマホ決済率が98.3%という中国において、電子決済サービスでシェアNo.1の「アリペイ」を提供しているのが同社だ。それ以外にもITを活用したさまざまな金融サービスを提供しており、世界でも大きな注目を集めている。ちなみに、アリペイは2018年日本でも展開される予定だ。

参考:日本銀行調査レポート「モバイル決済の現状と課題」(2017年6月20日発表)

ZOPA

インターネットを通じて、お金を貸したい個人とお金を借りたい個人を結びつける融資手法で、世界で急拡大している「P2Pレンディング」。2005年に創業し、P2Pレンディングの老舗と言われているのが、イギリスの「ZOPA」だ。Consumer Moneyfacts Awardsが選ぶ「Personal Loan Provider of the Year」に4年連続で選出されるなど、銀行に代わるマーケットプレイスを展開する企業として注目を集めている。

Ripple Labs

仮想通貨のひとつである「リップル」を開発するのが、アメリカの「Ripple Labs」だ。リップルは、もともと銀行の送金業務を円滑化するために開発されたシステム。そこで利用されるXRPという通貨が仮想通貨市場で注目されているのだ。日本でもSBIグループを中心に実証実験を行なっているという。

フィンテックの課題

老舗企業からスタートアップまで、さまざまな企業がフィンテックには参入しているが、すでに課題も浮き彫りになっている。

フィンテック企業同士の競争が生まれることでよりよいサービスが生まれている一方で、他社との差別化を図るために既存の金融機関と協業を進める企業も少なくない。なかには、これまで低コストでサービスを提供していたにもかかわらず、新たな法規制への対応などを迫られたため、良質なサービスを安価で提供できなくなりつつある企業もあるようだ。

今後はさらに注目が集まる

さまざまな課題はあるものの、フィンテックに対する期待と注目度は高まることは間違いないだろう。これまで金融とは結びつかなかったような企業も今後フィンテック業界に参入して、新たなサービスを展開するかもしれない。ITとは関わりが薄いと思われていた国々からもフィンテック系のベンチャー企業が誕生しているという。

まだまだ法規制が追いついていない部分もあり、セキュリティ面などの課題も残る。しかし、フィンテック市場が盛り上がるなかで、これまでの概念を覆すような金融サービスが登場するかもしれない。今後も目が離せない。

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