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世界初の顔認証決済「Smile to Pay」で現金もスマホも不要に?

中国ではスマホ決済が猛烈な勢いで普及し、完全なキャッシュフリー社会が構築されつつある。この流れを作り出してきた中国の「Alibaba」傘下の「Ant Financial」は、世界に先駆けて現金どころかスマホすら不要な顔認証決済システム「Smile to Pay」を実用化したのだ。

顔認証&電話番号入力の二段階認証システム

世界初の顔認証による支払いサービスといわれる「Smile to Pay」は、大型タッチパネルに搭載された3Dカメラで顔認証を行った上で、ユーザーの電話番号を入力すると支払いが完了する決済システムだ。

もとよりスマホでQRコードを読み込んで決済する「QRコード決済」で、キャッシュフリーを実現していた中国。もはや財布はおろかスマホまで取り出す必要はなくなり、手ぶらで会計を済ませられるシステムが主流になっていくのかもしれない。

中国・杭州ですでに導入済み

「Smile to Pay」は中国・杭州にオープンした、“健康食”をテーマにしたケンタッキーの新業態「KPRO」にて実際に導入されている。

ユーザーは大型タッチパネルのメニューから商品を選択する。次に支払い方法の選択画面で「Smile to Pay」を選択。端末上部に搭載されたカメラを見つめれば、独自のアルゴリズムによりユーザーの顔を認識。最後に電話番号を入力すれば決済完了となる。

あとは、席で注文の商品を待つのみ。とてもスピーディーで、スマートに食事をすることができるのだ。

別人の乗っ取りを防ぐ3Dカメラとアルゴリズム

「Smile to Pay」の決済方法はあまりに簡単なため、セキュリティ面が気になるかもしれない。「Smile to Pay」の顔認証にかかる時間はたった1~2秒だが、3Dカメラと独自アルゴリズムによりユーザーの身元を正確に保証するという。

独自アルゴリズムは影などの特徴を検出し、生身の人間のみ反応する仕組みで、写真などを使った不正使用はブロックされる。また、本人でも髪型やメイクの違いが認証を妨げることはなく、スムーズに顔認証が行われることは実証済みである。

「Smile to Pay」を実際に使っている動画では、カメラに周囲に人々が写り込むような状況下でも、問題なく動作することが分かる。

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出かける時に忘れることのない“顔”で支払いが完了する「Smile to Pay」は、2015年にドイツのIT関連見本市「CeBIT」で発表されて以来、確実に改良を重ねてきた。

あっという間に世界最大のモバイル決済大国となった中国だけに、顔認証決済の普及スピードにも期待がかかる。未だ主流なモバイル決済が普及の兆しを見せない日本は、この波に乗っていくことができるのだろうか。

Smile to Pay
Alibaba

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