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大気中のCO2を吸収して活用する究極のエコシステム「Climeworks」

環境問題について考える時、温室効果ガスの一種であるCO2(二酸化炭素)について考えなければならない。多くの企業がCO2排出量の削減を目標に掲げる中、スイスの企業は大気中のCO2を集め、販売できるというエコシステム「CLIMEWORKS CO2 CAPTURE PLANT」を開発した。

環境問題への挑戦

もしも大気中のCO2を回収することができたら?もしも回収したCO2を製品に変えることができたら?もしも危険なレベルに達しつつある気候変動を食い止めることができたら…?そんな疑問を解決する答えが「Climeworks」のCO2収集プラントだ。

大気中のCO2を収集する方法は以下の通り。

各コンテナユニットに独自のファンとフィルターを搭載し、大気中を取り入れると、フィルターにCO2が吸着する。飽和したフィルターを100度まで加熱すると、フィルターのCO2を、高濃度CO2ガスとして分離できるとのこと。

これらの作業により、大気中のCO2を削減し、CO2フリーの空気を大気に還すことができる。また「Climeworks」のフィルターは、リサイクル可能で繰り返し使用でき、その回数は数千サイクルにものぼるという。

「Climeworks」のプラントでは、エネルギーのほとんどを工場などの排熱を利用する「低品位熱」でまかなっている。空気中の水分から淡水も生成するため、運営に過剰なエネルギーやコストがかかることはないようだ。

収集したCO2の活用方法とは

回収したCO2はどのように活用されるのだろうか。

農業へ利用

温室内での農作物の促進を促すため、CO2レベルを上げることで光合成率が向上。作物の収穫量は最大で20%も向上するという。

食品と飲料

食品・飲料業界では多くの場所でCO2ガスが使われている。例えば、ビールやソフトドリンクのサーバーに必要な炭酸ガスや、新鮮な肉や野菜を梱包するための不活性ガス、食品を冷やすためのドライアイスなどだ。

「Climeworks」では最高水準のCO2ガスを大気から抽出できるため、製品の品質も向上するはずだ。さらに工場の排熱で稼働する「Climeworks」のプラントなら、自社工場の隣に建設すれば、低コストで高品質のCO2ガスを365日24時間にわたって抽出できる。

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CO2排出量を削減するのではなく、収集して様々な製品に役立てるという「Climeworks」。CO2排出量が年々増加の一途をたどる中、逆転の発想がクリーンな地球の未来につながっていく。

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