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海の研究最前線で見たもの。未来のために私たちができること

科学が発達した今でさえ、海の世界は謎に包まれています。そんなワクワクのつまった海を解明しようと取り組む組織が日本にあるのはご存じですか?

11月2日、横須賀にあるJAMSTEC(海洋研究開発機構)の本部施設が公開された。海の研究の最先端が見られる、年に一度の貴重な日を見学してきました。

JAMSTECとは?

そもそも「JAMSTEC」を知らないという方も多いのではないでしょうか。Webサイトには

海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology:JAMSTEC ジャムステック)は、平和と福祉の理念に基づき、海洋に関する基盤的研究開発、海洋に関する学術研究に関する協力等の業務を総合的に行うことにより海洋科学技術の水準の向上を図るとともに、学術研究の発展に資することを目的とした組織です。

と書いてあります。

なにやら難しいですが、簡単に言うと

地震や台風など日本を取り巻く諸問題。その解決には地球の大半をしめる海を知らなければなりません。JAMSTECは、海を知るための研究をしている組織です。

まるで海の文化祭

一般公開では、設備の一般公開はもちろん、研究で使われている数多くの実機を展示したり、研究の実験の実演などかなり広い横須賀本部を使って、あらゆる所で海の研究の展示が行われます。

地元のお店が出店を出すなど、横須賀本部を中心とした「文化祭」のような雰囲気も漂います。

紹介しだすとキリがないのですが、公開されている内容を少しだけ紹介します。

しんかい6500

しんかい6500は、深度6,500mまで潜れる世界最高水準の潜水調査船です。人が乗って調査ををする潜水艇で、世界中の海で海底の地形や地質、深海生物などの調査を行います。

世界の深海調査研究でも重要な役割を果たす潜水艇が、レプリカではなく実機が公開されていました。思っていたよりもかなり大きい。この中に入り、深く、暗い海の中に沈んでいくことを想像すると、目の前のしんかい6500にかなりゾクゾクします。

よこすか

支援母船「よこすか」は、しんかい6500の支援母船で横須賀基地を代表する大きな船。

船長さんたちが船を動かすところや、船員の食堂、生活する部屋、会議室なども見られて、研究員たちの普段の生活を知ることができます。

また、26トン近い「しんかい6500」の船体を海に入れたり揚げたりする着水揚収装置や、支える巨大な巨大なクレーンなども圧巻です。

高圧実験水槽装置

この設備は水深約14,000mに相当する圧力までの深海環境を再現できる施設。各種深海機器、各種材料に対する疲労試験、耐圧試験、作動試験等の実験するところです。

深海の世界は水圧との戦い。しんかい6500の開発でも何回も実験が行われたこの施設は、深海環境を再現する巨大な実験設備もすごい迫力ですが、途中で破壊されてしまった機材などリアルなものも公開されています。

水圧の凄まじさを感じられるこの施設。ここを見てから「しんかい6500」をみると、あの水圧の中に潜るのかと、研究のスケールの大きさをさらに実感できます。

・ ・ ・

子供たちも多く集まったJAMSTECの一般公開。印象に残ったのは、最先端の研究内容を発表しているなかで、海に捨てらたプラスチックごみの深刻さを訴えているブースがあったことです。

JAMSTECで働く人たちは、深海をしらべ、泥をとり、生物を研究し、壮大な研究をしているプロフェッショナルです。そんな人たちが、プラスチックごみがもたらす海への影響を、切実にそしてわかりやすく、子供たちに伝えているのがとても印象的でした。

イベント自体は、難しい研究は詳しい人にお任せするとして「すごいな」「ワクワクするな」と盛り上がれるものでした。

ただその一方、研究者たちが海の環境に警鐘を鳴らす姿に、私たちにもなにか協力できることがあるのではないか。そんなことを感じた1日でした。なにより海は、私たちのすぐそばにあるものだから。

大村宗資
ディレクター
テレビ番組の映像編集を経て、2018年からbouncyでディレクターを担当。エンタメやスポーツ系のネタが好き。明朗活発、色んなところに取材行きます。

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