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テクノロジーを取り入れた服をデザインするアンリアレイジの「A LIGHT UN LIGHT」展覧会レポート

2015年の春夏コレクションから毎シーズン、パリコレで発表を続ける注目のアパレルブランド「アンリアレイジ」が、光をテーマにした展覧会「A LIGHT UN LIGHT」を池袋のパルコミュージアムにて11月26日(日)まで開催。

光がテーマの4つのコレクション

「服を通じて、日常(A REAL)と非日常(UN REAL)への気づきを同時に喚起する」をテーマとしているアンリアレイジは、服に対する様々な疑問をテクノロジーを用いて表現することに挑戦している。

今回は、「SHADOW」「LIGHT」「REFLECT」「POWER」の4つのコレクションテーマで作品を展示。

SHADOW

アンリアレイジが初めてパリコレに参加した際に発表した、「フォトクロミック色素」を用いて染色した白衣。「フォトクロミック色素」とは、光に反応して発色する機能をもつため、紫外線が当たった部分だけ影(柄)ができる。

また、光が当たって影ができているのか、はたまた最初から影のプリントが施されているのか、よく見ないとわからないピースたちも展示されている。

LIGHT

服自体が光っているのか、服にスポットライトが当てられているのか、よく見ないとわからない黒から白へのグラデーションを施したニットのコレクション。

REFLECT

ストロボの光に反応して、柄が見える特殊な素材を使用した「REFLECT」は、光源とレンズの距離が近いスマホを通して見ると、真っ白いドレスにカラフルな模様がデザインされているように見える。

また、服の前に置かれているライトを眉間の位置に持ちながら眺めると、目で見たときと違った柄が現れる仕掛けも。

POWER

今年の9月に発表された「POWER」は、力を加えた部分だけが発光する「メカロクロニック(応力発光)素材」を使用。人が生活する上で、洋服にかける負荷を可視化している。

ファッションに使われていない技術を使う、それが僕らのテクノロジー

なぜ洋服にテクノロジーの要素を取り入れようと思ったのか、アンリアレイジのデザイナー、森永邦彦氏に話を伺った。

ーー今回、なぜ初めてコレクションピースを集めた展示を行うことになったのですか?

森永:アンリアレイジは、2015年春夏コレクションからパリコレに進出して、光をテーマにしたシーズンが4回あります。今までも光をテーマにしていたデザイナーはたくさんいましたが、それは視覚的な柄だったり、もっと抽象的なものだったりが多かった気がしています。

アンリアレイジはもっと、本質的に光を使って模様を作ったり、光がないと見えないというような、本来服からは遠い存在である光を、服にもっと近づけようと思いました。それを実現するには、今までの技術だけでは実現できない部分もあって、色々なテクノロジーを使ってそれを実現させたものを展示しています。

ファッションの展覧会っていうのは、普通展示されている洋服を見るだけです。しかし「A LIGHT UN LIGHT」では、もっと服を体験する要素も入れようと思いました。
ファッションを知らない人でも驚きがあるような展覧会にしたかったんです。

ーーテクノロジーをファッションに取り入れようと思ったのはなぜですか?

森永:僕らのテクノロジーの定義は、「ファッションに使われていない技術をファッションに使う」ということだと思っています。

テクノロジーと出会う前、僕らは造形的なデザインや作り込むというところで勝負をしていました。でもそれでは中々開けない扉があって、パリに行く前くらいにもっと他の人が使わない技術とかファッションに用いられないものを使いたいと思い始めたんです。そこで一番最初に取り組んだのが、光に反応して発色する機能を持つ「フォトクロミック」という素材でした。

ーーアンリアレイジが目指しているファッションの未来はありますか?

森永:ファッションをやっていて感じるのは、ファッションの世界ってすごい狭くて、分かりづらいと思うんです。だから広い意味でアンリアレイジが目指すのは、ファッションを知らない人にも入り口を作る存在になることだと思っています。

・・・

アンリアレイジのファッションショーと同様、本展覧会もサウンドディレクションはサカナクションの山口一郎氏と、NFの青山翔太郎が担当。ヘッドフォンをつけると全方面から音が聞こえるバイノーラル音源を利用した「SHADOW」「LIGHT」「REFLECT」「POWER」4つのコレクションが体験できる部屋も設置されている。

テクノロジーを取り入れてファッションの常識を覆すアンリアレイジの作品を体験してみては?

ANREALAGE EXHIBITION 「A LIGHT UN LIGHT」

開催期間:〜11/26 (日)
開催時間:10:00~21:00
※最終日は18:00閉場/入場は閉場の30分前まで
開催場所: 池袋パルコ・本館7F パルコミュージアム
入場料:一般500円/学生400円/小学生以下無料
<PARCOカード・クラスS>会員は入場無料
<PARCOカード>会員は入場料半額
※本人に限り。 ※他割引サービスとの併用不可。

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