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世界記録を破る革新的ソーラーカーを開発する「Sunswift」

約5日間をかけ、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3,000kmを駆け抜ける世界最高峰のソーラーカーレースが“ワールド・ソーラー・チャレンジ”だ。「Sunswift」は、世界中から参加者が集まるこのレースを制覇するために1995年にニューサウスウェールズ大学の学生によって設立された。

他社から購入したソーラーカーでレースに挑むレーサー集団「Sunswift」だが、レースに挑むにつれて知識が集積していった。今では独自のソーラーカーの開発を行っており、複数の世界記録を破るまでに成長している。

これまで開発してきたソーラーカー

Byron Kennedy氏が大学最終学年時に設立した「Sunswift」は、ニューサウスウェールズ大学の学生によって構成された非営利団体。紆余曲折を経て、世界レベルのソーラーカー開発技術を身につけた彼らが、今までに開発したソーラーカーには以下のようなモデルがある。

IVy

2009年のワールド・ソーラー・チャレンジのために開発されたソーラーカー。世界一速いソーラーカーを決めるチャレンジャークラスにおいて、4位の成績を収める。そして2011年には、バッテリーなしで時速88.7kmを記録し、世界最速のソーラーカーとしてギネス記録に認定されている。

記録達成におけるルールは、バッテリーパックを取り外し、まさに太陽光だけで走行することだった。バッテリーを外したIvyの重量は、たったの140kgだったという。

eVe

オーストラリアで初めて合法的に公道を走れるようになったソーラースポーツカーである。ゼロエミッションで商用車の基準を満たす設計だが、時速140kmで走行可能距離800kmというパフォーマンスも維持している。

ボディは25Gの衝撃に耐えるられる素材でできており、車内はドライバーの視認性を大切にした設計。ハイスピードかつ長距離走行可能なeVeの登場は、オーストラリアの学生の実力を世界に知らしめることとなった。

Violet

2017年に新たに発表された4人乗りソーラーカー。今まで開発してきたソーラーカーとの大きな違いは、4シート4ドアで、調節可能なシートを搭載していること。エアコン、ナビゲーションシステム、バックカメラ、Wi-Fiなど、実用的な機能が盛り込まれたソーラーカーである。

この車を開発した目的の一つは、持続的に走行可能で、世界記録を破る革新的なソーラーカーを開発することで、他者のみならず自動車産業を変えることだという。Violetはレース用としてだけではなく、実用化に向けて大きな一歩を踏み出したソーラーカーといえるだろう。

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「Sunswift」が開発したソーラーカーを見ると、学生が開発したとはにわかに信じられないものばかりである。このテクノロジーの発展により、再生可能エネルギーで駆動する自動車が進歩することで、環境に優しい世界につながっていくのかもしれない。

Sunswift
Sunswift

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