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サードウェーブの次が見えてきた? ブルーボトルコーヒーのCEOが見据えるコーヒーカルチャーの未来

スペシャリティーコーヒーの焙煎とカフェを運営するブルーボトルコーヒーが、日本に上陸して、はや4年半。

その一号店である「清澄白河ロースタリー&カフェ」が、豆の焙煎を行う生産拠点とカフェという役割から、スペシャリテイーコーヒー体験をより身近に感じられる場所として、2019年10月4日にリニューアルオープンした。

ロースタリー&カフェから「清澄白河フラッグシップカフェ」にパワーアップし、ブルーボトルコーヒーとして初めて、バリスタが席まで注文を取りにきてくれ、ドリンクや食事も席まで運んできてくれるフルサービスを受けられる店舗になる。

清澄白河でしか味わえないデザートメニューが魅力的

清澄白河フラグシップカフェでは、パフェや旬のスイーツを使用したタルトなど、ここでしか食べれれないデザートメニューが用意されている。

パティシエユニット「Tangentes」をアドバイザーに迎えて開発された、コーヒーと相性抜群のデザートになっている。

しかも、すべて手作り!冷凍などではなく、ここのキッチンで丁寧に1つ1つ作られているのだ。

ブルーボトルコーヒー初のコーヒー豆の量り売りもスタート

フラッグシップカフェでは、ブルーボトルコーヒー初となる「C Bar」を開設。COFFEE,CONNECT,CURIOCITY,COMMUNITYの頭文字から名付けられており、スペシャリティーコーヒーに興味を持ちつつも、少し敷居が高いと気後れしているような人たちに対して、熟練のバリスタがコーヒーに対するあらゆる質問に真摯答えてくれる場となっている。

また、ブルーボトルコーヒー初のコーヒー豆の量り売りも実施。少量から買えるので、気になる豆を手軽に自宅で試せるし、普段使っているキャニスターに直接入れてもらうこともできる。無駄なゴミがでない環境に優しい取り組みになっているのだ。

バリスタがみっちり鍛えてくれるトレーニングラボも併設

ブルーボトルコーヒー初のトレーニングラボが店舗内に併設されており、普段ブルーボトルコーヒーのバリスタを指導しているトレーナーから直接、コーヒーの淹れ方などを教えてもらうことができる。

普段使わないであろう、エスプレッソマシンの使い方など、様々なクラスが開催される予定だ。

CEOブライアン・ミーハンが見据えるコーヒーカルチャーの未来とは?

リニューアルイベントに際し、CEOのブライアン・ミーハン氏も来日。店舗がリニューアルして変化を続けているように、ブルーボトルコーヒーというブランド自体はどう変わっていくのか。

ブライアン・ミーハン氏に話を伺った。

――ブルーボトルは、今後どういったブランドになっていくのでしょうか?

ブライアン:我々は、店内で過ごしてもらえる環境を整えることに重きを置いています。それは、ただ店内での体験という意味ではなくて、サスティナビリティ(持続可能性)の観点からも考えています。

徳島を代表する陶器「大谷焼」のカップ

ドリンクをプラスチックカップやストローで持ち帰るのではなく、このようなカップで飲むというエコに対して感度の高い時間の過ごし方を提案していきたいと思ってます。

スペシャリティコーヒーを発信することによって、人々の習慣、特にプラスチックについての概念を、この先の3年で変えていきたいと思っています。

――なるほど。サスティナビリティの観点でどのような活動を行っているのでしょうか

ブライアン:一つは、コーヒー農家の方から直で豆を買わせていただいき、バリューチェーンとしてのサスティナビリティとして、そこにしっかりと対価が払われるようにしています。

我々、ブルーボトルコーヒーは最高品質の豆に対して、おそらく世界で一番高い値段で買わせていただいていると思っています。

もう一つ、ゲストの方々の目に届くところで言いますと、消費に対する習慣を変えたいと思っています。

それがこのエコカップです。使い捨てカップのように見えますが、竹のパルプを使って、何度も何度もリユースできます。

もっといろんな方が自分のカップを持ってきて、使い捨てではなく、リユースする社会に変えていけるようにアクションを取っていきたいと思っています。

――社会を変えていくという課題の中で、コーヒー文化的にカリフォルニアと日本で違いを感じますか?

ブライアン:一つ私がはっきりわかるのは、日本の持つコーヒー文化は、世界でもすごく先をいってると思います。

ブルーボトルもかなり日本のコーヒーカルチャーから影響を受けていて、今のブルーボトルがあるといっても過言ではありません。

僕個人としても、創業者のジェームスも、すごくそこに関してのリスペクトがありますし、東京からも京都からもインスピレーションも受けています。

大きな違いというのはわからないですが、日本が世界のコーヒーシーンを引っ張っている、そんな存在であることは言えると思います。

――なぜ日本がコーヒー文化を引っ張るような存在になったと思いますか?

ブライアン:日本には、喫茶店という文化が元々ありますよね。

喫茶店には、人間的な繋がりがあり、せかされず、ゆっくり時が流れて、だけど正確に職人的なアプローチを取っているのがとても日本的です。

この日本の喫茶店の文化があったからこそ、コーヒーカルチャーがすごく発展したのではないかと思います。

――なるほど。コーヒーカルチャーが発展していくうえで、文化だけでなくテクノロジーの発達の影響を受けていたりしますか?

ブライアン:過去の10年をみても、テクノロジーの発達によって、僕らの作るコーヒーはいい品質になったと思いますし、そこは我々もプロセスとしてテクノロジーを使っているところはあります。

しかし、テクノロジーに置き換えられないのが、人間がやっているバリスタの仕事です。

ホスピタリティーであったり、お客様の体験にフォーカスしていくために、テクノロジーをどんどん使っていくことは、今後も変わらずにやっていきたいです。

――最後に、清澄白河フラッグシップカフェのオススメのメニューを教えてください。

ブライアン:そうですね。ネルドリップでうちのバリスタが淹れてくれたウガンダのコーヒーです。コーヒーとしては強いんだけど、フルーツの味が非常に出ていて、とても美味しいです。

フードでいうと、焼きたてのスコーンとリコッタチーズとルバーブのジャムのコンビがとてもお気に入りです。

バリスタとのおしゃべりを楽しみながら、ドリップされてるコーヒーをみて、そのあとそのコーヒーを飲んで、甘いものを食べるということが、特別な時間だと思います。

・ ・ ・

豆本来の価値を重視するサードウェーブコーヒーの火付け役ともいえるブルーボトルコーヒー。そのブルーボトルコーヒーが見据えたコーヒーカルチャーの未来――フォースウェーブ――は、地球環境に配慮したサステナブルなコーヒーとの付き合い方になるのかもしれない。


CREDIT
Videographer:Marina Maekawa
Writer/Curator:Tomohiro Machida
SNS:にしまり , Tomohiro Machida
Cast:Tomohiro Machida , Marina Maekawa


Marina Maekawa
旅行しながら、ビデオ作るのが好き。特にLAが好き。

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