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山田孝之が「役者」のボーダーを超えて目指す世界

オタクからヤクザ、雑誌編集者、記者…あらゆる役柄を自在に演じ分けるカメレオン俳優、山田孝之氏。俳優として第一線で活躍する一方、新たな活動に挑戦し続けている。

2017年8月、山田氏は腕時計ブランド『BRILLAMICO(ブリラミコ)』の創業者山口友敬氏をパートナーに、新ブランド「FORIEDGE」(フォリエッジ)を設立。共同CEOに就任した。

ブランドの第一弾は伝統工芸品「江戸ガラス」を使ったグラス。

山田氏自身が発案し、工場を訪れて職人とともに試作を重ねて実現した逸品。クラウドファンディングサービス「Makuake」でプロジェクトを立ち上げると、瞬く間に目標を達成した。

プロジェクトの達成から数日後、グラスを生産する江戸ガラスの工場には、山田、山口両氏の姿が。聞けばこの日は第二弾の打ち合わせに来たという。

「俳優」というボーダーを超えて挑戦し続ける山田氏と、共同経営者山口氏にブランド設立の経緯と第二弾の展望を聞いた。

テーマは「違和感」

ーー新ブランド「FORIEDGE」のテーマは?

山田:基本的に僕が作りたいものを作ります。もう少し言うと、テーマは「違和感」です。

ーー違和感…ですか?

山口:今回の取り組みを一連で「 傾奇者(かぶきもの)プロジェクト」 と名付けています。「傾奇者」というのは戦国時代から江戸時代にかけて、異色なこと、異端なことをしてきた「型破りな人」のことを指します。

では、彼らの行動に周囲は何を感じるかというと、それが「違和感」。なので私たちの製品に「違和感」を取り込むことが今回の「傾奇者プロジェクト」です。

僕が惹かれた技法をもっとみんなに知ってもらいたい

ーーグラスには確かに「違和感」があり、随所に「ゆがみ」や「へこみ」がありますね。

山田:これらの技法は、職人さんたちに聞くと昔からあった技法で、多くの職人さんが作ることができたそうなんです。でもそれが、工場が減り職人さんが減り、今ではここでしか作れないのではないか? というところまで廃れてしまった。

でもこんなにおもしろい技法があるのだから、もっと多くの人に知ってもらいたい。そう思って開発しました。

職業にとらわれずやりたいと思ったらやるべき

ーー俳優以外にもIT企業のトランスコスモスと共同設立した「me&stars」社など、職業のジャンルを越境し、様々な活動を展開する理由は?

山田:まず、職業は俳優ですが、俳優だからといって芝居だけをしなくてはいけないとは思っていません。生まれたときから俳優ではないので。

メインの職業に囚われずに、やりたいことは率先してやるべきだと思っていて、自分だけでなくみんなにもそうあってほしい。だからこそ僕はどんどんやりたいことをやっていてます。

ーープラットフォームとして「クラウドファンディング」を選択した理由にも通ずる?

山田:クラウドファンディングはやりたいことがあったらそれに共感した人が支援してくれる仕組みだと思っています。そういう意味で挑戦しやすいサービスです。

次回作はマットブラックのグラス

インタビューの中で、山田、山口両氏は、次回作の構想をほんの少しだけ聞かせてくれた。

ーー次回作は?

山田:次は「マットブラック」のグラスを作ります。その後も照明、時計など色々考えていて、僕が作りたいものは全部作ります。

ーー製品のアイデアを出すために工夫しているところは?

山田:製品のプロデュースを初めてからはモノだったり景色だったりを意識的に見るようにしています。つい先日も山口さんと一緒に尖った製品を作っている家具店に行きました。それは買うためではなくて刺激を受けるために。どうしてもアウトプットするためには色々な刺激を受けなくてはいけないので。

・・・

「俳優」としての一面が良く知られている山田氏。しかし、その「ボーダー」を積極的に越え、新たなチャレンジをする彼の姿は、「誰もが挑戦しやすい社会」を自ら示す姿勢の現れだった。

2018年1月の発売を予定しているという「FORIEDGE」の次回作に向け、早くも動きだしている山田氏。彼が越境した先に見る世界の景色とは…?

FORIEDGE プロジェクトページ

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