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360度予測不能な体験型エンターテインメント「フエルサブルータ WA! Wonder Japan Experience」体験レポート

世界30ヶ国60都市、500万以上が驚愕したエンターテインメントショー「フエルサブルータ」が、品川 ステラボールにて12月10日まで開催中。

日本の伝統文化にインスピレーションを受けた新しい「フエルサブルータ」

これまで2回の東京公演を行ってきた「フエルサブルータ」だが、今回の「フエルサブルータ WA!Wonder Japan Experience」は、その名の通り「日本の伝統文化」にインスピレーションを受けた新しい公演。

鎧を着た侍や芸者、阿波踊りなど、日本人には馴染みの深い光景に、想像を上回る演出が施されている。会場に入ると「ステージ」はなく、まず初めに6つに仕切られた部屋に通される。そして、音楽と共に部屋を仕切っていた幕が落ち、ショーがスタートするのだ。

どこで何が始まるかもわからないカーニバルのようなショー

「フエルサブルータ」の創始者で、舞台監督を務める演出家のディキ・ジェイムズ氏に、他のショーと「フエルサブルータ」の違いについて伺った。

——まず初めに「フエルサブルータ」とはどういう意味ですか?

ディキ:「フエルサブルータ」というのは、自分にとっては自由を表現したい時に叫ぶ言葉なんです。お祭りごととか、パーティーなどポジティブな面でよく使っています。「フエルサブルータ」を直訳することはできなくて、我々のショーは言葉に出る前の形という意味で考えています。このショーは気持ち的に、感情的に、体を使った旅なんです。なので、言葉では伝えられないんです。

あえて言うならば「フエルサブルータ」というのは、自分が何か行動に移す前の力という意味ですね。

——「フエルサブルータ」の演出の特徴を教えてください。

ディキ:お客さんが自由に劇場に入って、好きなところに行ける。そして、お客さんたち自身がそのシーンに入り込んで自分たちも色々な行動に移し、楽しめるショーです。どこから次が来るのかも想像がつかないショーだと思います。

普通は、劇場に行き、そこに座席が用意されていて、遠くから舞台を楽しむというものですが、「フエルサブルータ」はこのスペースの中でお客さんも好きに動いていただいて、自分の顔の10センチ前に出演者がいて、その出演者と触れ合えるというとこもとても大事にしています。お客さんがそのアクションの一部となって、自分達も演出のひとつになれるんです。

——今回のテーマ「WA!」とは「和」という意味もあるそうですが、何からインスピレーションを受けましたか?

ディキ:私は小さい時から日本という国にとても影響を受けています。日本は、アルゼンチンと真逆の文化を持ってる国だと思います。日本の伝統文化である「芸者」や「侍」を想像して、さらにファンタジー加えていきたいと思ったんです。日本の文化の要素と、自分のアルゼンチンの要素を加えて、作っていきたいなと。

”現代”と”ファンタジー”がテーマなので、ある意味で”未来”のものを見ることができると思います。

——ショーで印象深い「ウィンド・トンネル」についての構想について教えてください。

ディキ:自分の頭の中で将来の「芸者」を想像した時に、金魚鉢ような、お客さんからは直に触れられない入れ物の中に「芸者」を入れて見せたかったんです。そして、機械的な動きを加えて、あれが人間なのか?それとも人形なのか?はたまた誰かに操られているのかというようなアイデアを考えました。

「ウィンド・トンネル」というのはユニークなスペースで、水タンクのようなところですが水は入っていない。中で使っている風は、実際に人間が味わっているという空気も味わえる。そういった要素を全てひっくるめたものが、今、観客が見ているものになります。

日本人にとって「芸者」と言うのは、すぐにイメージが湧くと思うんですけど、でもこのようなプレゼンテーションの形をとることで、ちょっと驚いていただけたらなと思います。

——ワイヤーを使った演目が多いのはなぜですか?

ディキ:もう何年も前に、どのようにしたら会場のスペースを隅々まで使えるのかということを考えた時にハーネスやモーター、ロープを使うことを思いつきました。通常でしたらお客さんの頭と天井の間の空間は絶対に使われないと思うんです。でもそこをどのようにしたら使えるのかな、と考えた時にハーネスなどを使って遠くの方からいきなりお客さんの近いところまですぐ行けるというコンセプトを思いつきました。

体をオープン且つ、触られないであろう空間でどのようにして「自由」を伝えられるかなと。ハーネスを使って空間を使うやり方は、我々がパイオニアとなったチームだと思います。

——なぜ上演中の携帯電話での写真・動画撮影を自由にしたのですか?

ディキ:現代人にとって、携帯電話というのは体の一部だと思っているんですね。そしてお客さんがビデオや写真を撮ることで、もう少し自分達がショーに入り込み、ショーの一部となっていると感じてくれるのではと思います。

お客さんにも自由を感じてもらいたいので、喋ってもいいし、叫んでもいいし、動いてもいいし、好きなことをやっていただいて構わないんです。我々のショーのコンセプトというのは、「表現して自由になりたい」ということを掲げているにも関わらず、お客さんに「自由」を制限するのはおかしいですよね。だから好きなだけ写真を撮っていただいていいんです。

出演者の配役が毎日変わるのは、毎日同じことを繰り返すよりそっちの方が楽しいから!

——出演者たちは、毎日直前に配役が決まると聞いたのですが、それは本当ですか?

ディキ:演劇やショーとかは、通常いつも同じものが観られると思うんですね。「フエルサブルータ」は週12回公演をしていて、毎回フレッシュなものでありたいと思っています。でもそれは、とても頑張らないと出来ないことなんですね。

出演者も週12回公演の中で毎回違った役をすれば、気持ちもリフレッシュするんじゃないかなと思っていて、そっちの方が楽しいし、出演者同士でも信頼関係が生まれると思っています。例えば自分が昨日、この人の役をやっていたとします。そしたら、お互いが話し合って、助けあえるのでいい流れが出演者間の中で出来ていくと思うんですね。

配役は、直前にしかアナウンスしないんですけど、なぜ直前かというと、「フエルサブルータ」というのは体力が必要で、本当に頑張らないいけない演目なので、出演者の体が一番大事なんです。

例えば当日に、出演者の1人がやって来て「ごめん、今日僕は足が筋肉痛で痛いんだ。」と言ってきたら、そこですぐに配役を変えられるようにしています。それに毎回毎回同じことを繰り返すよりも、違ったことをやっていく方が楽しいと私は思います。

なぜその質問をされたのかな?と考えながら今答えていたんですけど、日本人にとってはその考え方は慣れていないのかもしれないですね。日本人というのは、きちんとプログラミングされているというかちゃんと1週間こういうのをやりなさいというやり方の方が慣れているのかもしれないですね。しかし、我々は即興の社会なので、こちらの方がやり易いんです。日本人の出演者達も今ではこのやり方に慣れてきてくれて、彼らにとってもいい刺激になったと思います。

——「フエルサブルータ」の哲学を一言で表すとしたら、何になりますか?

それは、「自由」ですね!

・・・

サーカスでもない、お芝居でもない、新しいエンターテイメントの形を是非生で体験してみては?

フエルサブルータ
開催期間/〜12月10日(日)
開催場所/品川・ステラボール

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