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味がするVR? 同じ飲み物の味が変わる不思議過ぎる「味覚VR体験」

目の前にあるはずのない仮想現実を作り出すVR。 本物と錯覚するような没入感をさらに高める試みとして、「触覚」や「匂い」をもたらすデバイスが開発されています。

「匂いVR」を開発するスタートアップVAQSOは、さらなるVR体験のステップになるかもしれない、「味が変わるVR」を発表しました。

同じ食べ物なのに味が変わる

2018年に訪れた「VAQSO VR」の発表会では、VR内の果実を拾うと桃の香りがするなど、仮想現実で匂いを再現するデバイスを体験しました。

仮想現実で匂いを再現する「VAQSO VR」を体験! ゾンビの匂いはヤバイ

そんなVAQSOと、VR・ARコンテンツなどを開発するORENDAが手を組んだのが、「味が変わるVR」という試みです。

体験会場で用意されていたのは、HTC VIVE Proに、VAQSO VRと、VRヘッドセットをAR化できる深度カメラ「ZED Mini」を装着したもの。そして、独自に開発したという、五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)をベースに作ったフローズンドリンクがありました。

フローズンをそのまま食べてみたところ、甘みと酸味と苦みがイッキに感じられ、例えるならスポドリっぽいというか、砂糖をふったグレープフルーツというか、なんともいえない味わいでした。

ヘッドセットを装着すると、カメラを通じて目の前の景色が見えるのですが、現実空間にアニメ調の美少女が立っています。「オレンダちゃん」というそうです。

ハンドコントローラーのボタンを押すと、オレンダちゃんが手にしたボードを空にぶん投げてキャッチ。ボードにはいちごフローズンの写真が出現しており、さらに手にしている五味フローズンが、いちごがトッピングされた見た目に変化。

……食べてみると、まごうことなきいちごの味!

もう一度ボタンを押すと、レモン、メロン、ブルーハワイと見た目が変化していき、そのたびにフローズンを食べると、すべて味わいが変わったように感じ、脳が「!?」状態。攻殻機動隊を彷彿とさせる不思議体験でした。

風味(90%)+五味(10%)=味

VAQSO CEOの川口健太郎さんによると、「味」とは舌だけで感じているのではなく、実際には風味が90%、五味が10%で構成されているそうです。

当日は受付でキャンディを渡されたのですが、鼻をつまんでキャンディを食べると、たしかに味がわからず。風味を感じた瞬間に、パッケージ通り「レモン味」を感じました。

つまり「味が変わるVR」は、変化するフローズンのビジュアルに合わせて、「風味」を放出することで、五味フローズンの味覚が変化したように感じられるという仕組み。かき氷のシロップが香料の違いで異なる味に感じるのと同じですね。

今回の試みでフローズンが使われたのは、「冷たい&甘い」がもっとも今回の体験に適していたためとのこと。現在も試行錯誤のなかですが、「温かい」ものは味覚の変化が感じにくい模様。

今後、「味覚VR」がどのように発展していくのかは未知数ですが、VRのユーザー体験(UX)の拡張には、一役を買っていること間違いなし。

病気の治療などで、食べたいものが食べられない人や、苦い薬を飲まなければいけない人などは、VRで好きな味に変化させるといった、医療用途の応用も効くのではないでしょうか。

・ ・ ・

なお、 2019年8月3日(土)〜4日(日)にかけて、カラオケファンタジー新宿東口店で一般体験会も実施されます。百聞は一見にしかず。不思議な「味覚VR体験」を、文字通り味わってみてはいかがでしょうか。


CREDIT
Videographer:Marina Maekawa
Writer:のだ ゆうた
Curator:にしまり
SNS:のだ ゆうた
Cast:Marina Maekawaのだ ゆうた


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Marina Maekawa
旅行しながら、ビデオ作るのが好き。特にLAが好き。

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