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21:9の動画が撮れる「Xperia 1」でショートフィルムを作ってみた

21:9のシネマワイドディスプレイのスマホと、シネスコサイズの動画を撮影できる専用アプリCinema Pro。これは「このスマホで映画を撮れ」というメッセージなのでしょうか?

何やら突如として、映画を撮りたい欲が湧いてきました……不詳のだゆうた、初めてショートフィルムっぽいものを撮影してみます!

出来映えについては、実際に見ていただきたいのですが、記事ではCinema Proの詳細に加え、メイキング風に制作過程をつづっていきます。「Xperia 1で映画を撮影してみたい」という人の参考になれば幸いです。

Cinema Proの使用感

ソニーのシネマカメラ「VENICE」のUIデザインを踏襲したCinema Pro。撮影を始めるときは、まずプロジェクトファイルの作成から始まるなど、まるでスマホのカメラアプリとは異なるつくりとなっています。

設定も細かく調整可能で、以下の項目をあれこれいじれます。

Resolution(解像度):4K(3840×1644), 2K(2520×1080)
FPS:24(23.98)fps, 30(29.97)fps
Look(色合いや明るさ):9種類から選択
・VENICE CS
ソニーデジタルシネマカメラVENICEにて採用されているフィルム風で自然なスキントーンであるs709の色合い・色彩を再現します。
・Opaque/Blue60Yellow60
彩度の高いブルーとイエローで、抒情的で哀愁感が漂う印象を与える色合いになります。
・Bright/Blue20Yellow60
適度な彩度の青と、強い黄色で、素朴でナチュラルな優しい雰囲気になります。
・Warm/Yellow80
回顧、回想シーンのような柔らかく暖かみのある雰囲気になります。
・Strong/Blue100
強めのコントラストと青みでSF的な表現をします。
・Cool/Blue60
淡い青を基調としたさわやかさを演出します。
・Soft/Yellow40
彩度を控えめにし、全体のトーンを硬調にしたドラマテーマになります。
・Soft Monochrome
白黒あるいは、色彩効果を暗めに設定できます。
・N/A
色合い・色彩設定なしの状態となります。

Lens:16mm, 26mm, 52mm, スタビライザーのON/OFF
ISO:40〜800(26mmレンズ設定時は64〜800)
WB:プリセットかオート
Shutter:マニュアル
Focus:マニュアルかオート

なお、Cinema Proの撮影サイズは21:9のみで、16:9や4:3などサイズ切り替えはできません。解像度はプロジェクト作成時に一度だけ選択でき、後から変更できないようになっています。

その他の項目は、カットごとに変更可能。もろもろ設定が済んだら、「REC」を押して撮影をスタート。

撮影中でも、フォーカスはコントロールバーを動かして変えることができ、「ぼかしてから焦点を合わせる」といった、シネマライクな撮影にも対応。ただし、手持ちスマホでフォーカスを合わせるのはけっこう大変。

そこでスマホ用の三脚マウントがあれば、三脚をはじめとしたいろいろな撮影機材が使えます。なお、スマホ用スタビライザー「Osmo Mobile 2」も試しましたが、Xperia 1の特徴的なサイズ感のためか、水平をとれず傾いてしまい、断念しました。

今回のショートフィルムに音声は入れていませんが、もちろん内蔵マイクで録音もできます。ただし、「映画撮影」となると、対応の外部マイクを探して凝った方がよいとは思います。

Cinema Proは撮影アプリで、編集機能はありません。専用の編集アプリなどもないため、撮影後PCなどにデータを移動して、編集ソフトで編集することになります。

クラウドを経由すると画質などが圧縮されることがありますが、Xperia Companionという専用ソフトを使えば、Xperia 1内のデータを有線で抜き出せてオススメ。

さらに詳細が気になる人は公式サイトに詳しく書いてあります。

Xperia 1映画製作委員会の編集後記

使い方がわかってきたところで、「どんな映画を撮るか?」ということから考えました。あくまで、「Cinema Proアプリの使い勝手を作例付きでレビューする」のが目的。スターウォーズを撮影するわけではありません(そもそも無理)。

リソースや予算などをふまえていろいろ考えた結果、いくつか条件が出てきました。
・出演人数は一人(増えるほど撮影が大変)
・セリフはなし(撮影&編集の難易度が低くなる)
・できるだけロケーションを変えない(撮影&編集の難易度が低くなる)
・尺はなるべくコンパクトに(ショートフィルムのため)
・21:9サイズを有効活用

この条件に沿って数日間、台本を考えていましたが、なかなかまとまりません。最初は誰かをキャスティングするつもりで、撮影モデルのマッチングサイトなどを見ていましたが、「演技専門ではない人で演出する」のはめちゃくちゃ大変そう。

かといって、プロにお願いするほど予算も使えない。そこで北野武監督やチャップリンよろしく、「自分の台本に自分で出演する」というアイデアに至りました。

「出演人数は一人」「21:9サイズを有効活用」という2つの条件を同時に満たすのが難しく、いくつかプロット案が浮かんでは消えるばかり。

「僕は歩いていると、アイデアが浮かんでくるんだ」と、シリコンバレーのスタートアップのCEOが言いそうな言葉がなぜか聞こえてきたので、1時間ほどぶらぶら歩いてみました。

西巣鴨〜秋葉原くらいの距離を歩いて少し疲れたので、目に入った居酒屋でハイボール+からあげセットをたしなんでいると、唐突に「自分が増えればいいのでは?」と思い立ちました。(歩いた効果なのかアルコールのひらめきなのか定かではありません)

編集で画面一列に自分を並べれば、21:9サイズを限界まで使えるはず。そうして今回の台本が完成しましたが、自分ではイマイチ、「自分を増やす」という撮影や編集がうまく行くか、確信が持てません。

そうして、助けを求めるべくbouncy編集部の同僚であるディレクターに声をかけました。

筆者「Xperia 1でショートフィルムを撮ろう!」
ディレクター「おもしろそう。どんな映画?」
筆者「おれがどんどん増えていく映画なんやけど」
ディレクター「ちょっと何言ってるかわからない」

当初は困惑していたディレクターも、内容を詳しく説明していくと、頭の中で筋書きが描けた模様。最終的にはやる気になってくれ、「Xperia 1 映画製作委員会」が発足。

そして、無事クランクアップまでこぎ着けられました。今回でも十分に大変だったので、ガチの映画を作るは大変なことが想像できます。

ショートフィルムにはセリフもテロップもいれていませんが、ストーリーとしては、以下のような流れになっています。少々粗い部分もありますが、生温かい目で、最後のオチまでぜひbouncy初の映画を見てみてください!

1:残業に疲れた男性がオフィスに帰ってくる
2:オフィスに戻り、疲れた体にムチを打って残業再開
3:PC画面に「+1」「−1」という変なボタンが表示される
4:「+1」を押してみると、隣の席に自分がもう1人が出現、バリバリ仕事をしてくれる
5:「+1」を押すたびに1人ずつ増えていく
6:残っていた仕事が瞬殺で終わる
7:「−1」を押すと1人ずつ消えていく
8:オリジナルだけになり、一件落着。帰宅しようとすると……
9:THE END

Xperia 1の全体的な機能のレビュー動画も掲載中です!

縦長って使いやすい……! ソニーモバイルの最新スマホ「Xperia 1」を使ってみた


CREDIT
監督、演出、出演、原作:のだ ゆうた
構成、撮影、編集:大村宗資
撮影機材:Xperia 1


のだ ゆうた
ウェブメディアに潜伏してはや6年。休日はゲームの世界とお酒に溺れ、サウナとネコを愛する。狩猟免許を持っているが、狩猟経験はないペーパー猟師。

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