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サメとの共存を目指すサーファーの思いが生んだ「FIN FOR A FIN」

近年オーストラリアでは、サメによる被害が絶たない。14歳の少女がサーフィン中にサメに襲われて死亡したニュースは記憶に新しく、その被害は年々増加の傾向にあるといわれている。

そんなサメを、「敵」として駆逐するのではなく、「共存」を目指して立ち上がった一人のサーファーがいる。自らもサメに襲われ、片足を失っているMike Coots氏だ。自身の経験を活かし、彼が進める活動とは。

サメの危険エリアをシェアするフィン

Mike Coots氏が展開する「FIN FOR A FIN」は、サメとサーファーを守るプロジェクトだ。具体的には、サーフボードに取り付けることができるフィンを使って、人々だけではなくサメも一緒に守っていこうという試みである。

独自のファイバーグラスでできたこのフィンのデザインは、オーストラリア・メルボルンのサーフィン会社「Glide Fins」によるもの。フィンの一番下には、“IF MY LIFE’S TAKEN DON’T TAKE THEIRS”とMike Coots氏の力強いメッセージが入れられている。

そしてこのフィンは、万が一サメに襲われたときにコミュニティに警告する機能が搭載されている。アプリなどを通じて人々に危険エリアをシェアできる仕組みとなっている。この機能により、サーファーは危険エリアを避けてサーフィンを行うことができるのだ。

フィンは、手でラミネート加工したファイバーグラスで丁寧につくられ丈夫で、耐久性に優れているという。

サメとの共存はMUSTである

1997年、イタチザメに襲われたMike Coots氏。多くの人々がサメを殺そうとしたが、彼は決してそうは思わなかったという。人間がサメを恐れるように、サメもまた人間を恐れているはずだと感じたからだ。そして海はサメの住処なのだから、人間が侵入してくれば攻撃するのは自然な行為にも感じる。

彼は語る。

もしサメを殺せば、海を殺すのと同じことだ。そのため、私たち人間はサメと共存しなければいけないし、共存できるはずである。

「FIN FOR A FIN」を装着することでサーファーは世界にこんなメッセ―ジを送ることができるのだ。“例えサメに襲われ命を失ったとしても、サメを殺さないでほしい。”

そして「FIN FOR A FIN」で得られた収益は、サメ被害のソリューションとして立ち上がったコミュニティ“Dorsal”や、サメに関する教育を行っている団体“TAG FOR LIFE”の運営資金として寄付され、サメとサーファーの両方を保護する活動に役立てられるとのことだ。

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例え、自らの片足を失ってもサメを守ろうとするMike Coots氏。彼の熱い想いは、「自然との共存とは何か」ということを考えさせてくれる。

FIN FOR A FIN
Courtesy of FIN FOR A FIN

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