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大切な人の思い出と共に植物を育てるデバイス「Bios Incube」

故人を偲ぶ新しい選択肢に加わるかもしれない画期的なアイデア「Bios Incube」。大切な人の思い出と共に、植物を育てることができるというこのデバイスの仕組みは?

水やりの手間がなくメンテナンスフリー

「Bios Incube」は、生分解性の小さな骨壺「Bios Urn」に、故人の「遺灰」と「種」を植えた土を入れ、大きな植木鉢型の本体にセットすると、遺灰と一緒に植物が育つ仕組み。

まず、骨壺を埋めた後は、「Bios Incube」を土の上に置けば、センサーシステムにより自動的に水やりをしてくれるのだ。最大3週間もの長期間分の水を蓄えることができる、内蔵給水システムがあり、手間があまりかからない。

また、土壌の肥料の量や温度を分析し、植物を常に最適な状態に保つセンサーシステムの充電は、3週間ごとにたった30分充電すればOK。土壌データの他にも、気温や湿度を測定する環境データも測定可能。「Bios Incube」の置かれている場所が暑すぎたりすると、場所を移動するように通知してくれる。このようにセンサーシステムは多機能にも関わらず、うれしい省エネ設計となっている。

他にも専用アプリでモニターしながら、植物の成長を見守ることもできる。

開発者と利用者の想い

お墓参りのために遠くまで出かける必要もなく、あなたのすぐ近くで故人を偲ぶことができる「Bios Incube」。このデバイスを開発した企業「Bios Urn」は、Roger MolinéとGerard Molinéの2人の兄弟によって運営されている。彼らは、“人々が死に対する見方を変えること”を目的に活動しているという。

実際に「Bios Incube」を使っている人の中には、「植物の芽が出てきたのを見たとき、亡くなった母が戻ってきたと感じた」と話している人もいる。また「お墓に埋葬するよりは、自然な方法で埋葬してあげたかった」と「Bios Incube」を選んだ理由を語る人も。

様々な理由で人々に選ばれている「Bios Incube」。しかし先祖代々のお墓が主流の日本では、宗教上や他の様々な理由から、もしかしたらこのアイディアはなかなか受け入れられないかもしれない。少量の遺灰でも問題ないとのことなので、お墓と分骨するというのも一つの選択肢として入れてもらいたい。

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現在ペットの遺灰を埋めることもできる「Bios Urn for pets」も製造されているという。今後様々な人々が、「Bios Incube」で亡くなった人やペットに思いをはせることだろう。

Bios Incube
Courtesy of Bios Urn

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