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ロボットを遠隔操作して接客するカフェ「分身ロボットカフェDAWN ver.β」が期間限定でオープン

11/26から12/7まで、東京赤坂にある日本財団ビル1Fに「分身ロボットカフェDAWN ver.β」がオープン。

分身ロボットとは遠隔操作が可能なロボットのことで、今回のカフェではオリィ研究所が開発した「OriHime-D」が採用されている。

全長120センチの分身ロボット「OriHime-D」を操るのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者などの重度障がい者。ロボットを遠隔操作することで、自宅にいながらにしてカフェでの接客勤務をすることができるという。

日本財団・ANAホールディングス株式会社、オリィ研究所による障がい者の就労支援の取り組みで、2020年には常設店化を目指している。

吉藤健太朗と番田雄太が描いた世界

ロボット開発を通じて障がい者の支援を続けるオリィ研究所 所長の吉藤健太朗氏。そもそもロボットカフェをオープンするきっかけになったのは、昨年9月までオリィ研究所に勤務していた番田雄太氏だという。

番田氏は創業期からのメンバーで、4歳の頃に交通事故に遭い、寝たきりだった。学校にも通えずにいたが、アゴを動かせることでSNSやメールを駆使し、吉藤氏と知り合い、意気投合。分身ロボット「OriHime」を一緒に作っていたという。

そんな番田氏が、2年前、吉藤氏からの「秘書として働いているのだから、お茶をもってくるなりなにか出来ないのか」という冗談に「だったらそんな肉体を作ってくれ」と回答。「それはそうだ」ということで、接客などに肉体として活用できる分身ロボット「OriHime-D」を開発を始めた。

そして、去る2017年9月、番田氏はこの世を去った。 

吉藤:テレワークで働ける時代だが、テレワークで働くことはかなり難しい。専門知識がなくてはできなかったことが、肉体があればお店に来ることやものを持ってくること、カフェで働くことができるようになる。私たちはこれを「アバターワーク」と呼んでいるが、その方法であれば(障がい者)はもっと社会参画できるはずである。

どんなふうにできるのか試してみようというのが、今回のカフェです。

今回カフェで実装される「OriHime-D」は、うなずく、運ぶなど最低限の機能に制限されている。様々な機能を詰め込むのではなく、来店客にアンケートをとり、実際に寄せられた改善要望を元に機能を追加していくことで、アップデートを図るという。

ANAが描く「新しい移動手段」

「分身ロボットカフェDAWN ver.β」での、3社の役割は以下の通り。

日本財団:2015年より障がい者就労の環境改善を目指す「はたらくNIPPON!計画」を実施、約30のモデルとなる就労支援事業を開設したノウハウを提供。

オリィ研究所:分身ロボット「OriHime」を開発、難病児の遠隔教育やALSなど肢体不自由患者のコミュニケーション・就労支援機器として活用を推進。

ANAホールディングス: ロボティックスやVRなどを組み合わせた「AVATAR」技術を利用したサービスを提供。

もともとは日本財団とオリィ研究所が行ってきた取り組みに、今回からANAホールディングスが参画。そのねらいについて同社代表取締役会長の伊東氏は、分身ロボットを遠隔操作することは、ある意味で「新しい移動手段」と語った。

伊東:世の中には身体が不自由で私どもの飛行機に乗れない方がいるが、移動手段によらず活躍できる社会をつくっていけたらと活動している。

移動手段によって今まで不可能だったことが可能になっていく。すべての人がお互いに繋がり活動していく世界を作っていきたいと活動に参画した。

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分身ロボットが可能にする、本当の意味で誰もが働けるダイバーシティの時代は、もうすぐそこまで来ている?

■分身ロボットカフェDAWN ver.β
営業期間:11月26日~12月7日 ※土日休
営業時間:13:00~17:00
場所:東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル1階

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