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いよいよ開催! 落合陽一×日本フィル 第2弾「変態する音楽会」の魅力とは?

「オーケストラを心から楽しむという本質にもっと向き合う。そして、今までの伝統にとらわれず、あまねく人たちがオーケストラに没頭できる世界をつくりたい」。

取材陣に向けて落合陽一氏が放った言葉は、シンプルだが核心をつく一言だった。


長い音楽の歴史で培われてきた既存のオーケストラの概念にとらわれず、もっと素直に、そして感覚的に音楽を楽しんでほしい。オーケストラの新しい未来の扉を開きたい、という落合氏の強い意思を感じた。

8月27日に開催予定の「変態する音楽会」では、落合陽一×日本フィルに新たなアーティストを加えて、この壮大かつ革新的なテーマに挑む。今回は、新たな聴覚システムでオーケストラをアップデートした「耳で聴かない音楽会」に続く第2弾となる。

開催に当たり、クラウドファンディングサービスReadyforでプロジェクトを実施。目標金額の2倍を上回る約500万円の支援が集まり、注目を集めた。

bouncy編集部は、「変態する音楽会」の公開リハーサルの様子をいち早く取材。その様子を一部紹介したい。

視覚で演奏「変態する音楽会」とは?

前回、4月22日に行われた「耳で聴かない音楽会」では、聴覚に障害がある人でもオーケストラを楽しめるよう、聴覚支援システムのテクノロジーが活用された。

第2弾となる今回の「変態する音楽会」では、“視覚”に注目。オーケストラの中に、楽器奏者として「映像装置」を加え、オーケストラをトランスフォーム(変態)させるのが狙いだ。

今回、新たにタッグを組んだのは、ビジュアルデザインスタジオWOWと、指揮者の海老原光氏。

フルオーケストラの日本フィルが奏でるクラシックの音楽に合わせて、日本でもトップクラスのクリエイティブ集団WOWが、様々な装置を使って音に映像をシンクロさせていく仕組み。

落合氏とタッグを組んで目指すのは、オーケストラという大きな楽器に、映像装置も取り入れてさらに大きな楽器を作ることだ。

指揮者のダイナミックな動きに合わせて映像が「楽器」として視覚化

リハーサル会場でまず目を引いたのがパイプオルガンの前に垂れ下がった巨大スクリーン。音の波長に合わせて色が変化したり、模様が変わったりする仕組みになっている。


オーケストラ奏者の上を大きな光の粒が駆け巡るような映像が流れる様子は、広い会場に不思議な高揚感をもたらしていた。

音に合わせて光り、振動する「サウンドハグ」も活躍

もちろん「耳で聴かない音楽会」で、その存在感を放ったサウンドハグやオンテナは、今回の音楽会でも活躍する。

前回よりも精度を増した装置で、オーケストラの演奏とサウンドハグから発せられる光のリズムがシンクロし、会場の一体感をより高めているような印象を受けた。

マルチモーダル化したオーケストラを追求する

落合陽一氏にあらためて「変態する音楽会」に込めた思いを聞いた。

落合:オーケストラには耳で聴くだけでなく、触覚で感じ、視覚で楽しむ複雑性があると感じている。その複雑性をどうやって拡張するか。音の延長線にある映像装置を用いてもっと表現できると思っている。

映像を楽器として取り入れることで、よりマルチモーダル化した、すなわち、聴覚・視覚をはじめとした複数の感覚の情報が組み合わさったオーケストラが生まれる。それって本当にバリアフリーで、音だけに集中しなくても、触覚でも語られるし、視覚でも語られる、非常におもしろいと思う。

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「変態する音楽会」は8月27日に東京オペラシティコンサートホールで開催。当日券もあるのでぜひ会場に足を運んでほしい。bouncy編集部では当日の様子を取材し、詳細にレポートする予定。落合陽一氏の手によってオーケストラにどんな革新がもたらされるのか。映像で拡張するオーケストラの世界をあなたも体験してみては?

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