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エアバスが考える空も陸も自由に移動できるモビリティ「Pop.up」

航空業界の世界的リーダーである、エアバス社。100人乗りから600人以上収容できる大型航空機まで、幅広い種類の旅客機を提供している会社である。

そんな彼らが、イタリアのデザイン会社「Italdesign」社と共同で提案する、未来のモビリティの姿が、車×ドローンで実現する“空飛ぶ車”「Pop.up」である。2017年3月、スイス・ジュネーヴで開かれた国際モーターショーでお披露目され、世界中の大都市が抱える交通渋滞問題の解決策として注目を集めた。

環境に優しく所要時間も短縮

自動車による交通渋滞は、様々な問題を生みだしている。例えば、排気ガスにより大気汚染、交通事故が起きるリスクの増加、他にも騒音や目的地までの所要時間が大幅にかかることなどが挙げられる。

「Pop.up」は、オール電化によるゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)のため、大気を汚すことはない。また空を飛行するので、道路上の渋滞状況に関わらず快適に目的地まで到着することができるのだ。

走ったり飛んだり自由自在

ここまでは、他の企業なども開発を進めている新世代のモビリティと同様かと思われる。しかし「Pop.up」は、道路を走る車としての機能も兼ね備えているのである。独立したモジュールにより、独立して道路を走行した後、ドローンが車体と合体することで「Pop.up」を持ち上げ空を飛ぶことを可能としているのだ。

つまり、状況に応じて空を飛行したり、道路を走ったりするハイブリッド仕様で目的地まで最短距離で向かうことが可能ということだ。

また同社は、鉄道が走るレール上での走行の可能性も考えているという。さらに、新世代交通システムとして2013年にイーロン・マスクによって発表された新交通手段「ハイパーループ」との連携も考えられている。

AIが最適なルートを提案

適切なルート検索は、「Pop.up」に搭載されたAI(人工知能)により行われるという。地上や空域をフル活用したルート検索は複雑であるが、AIに任せれば瞬時に最適なルートを提案してくれるので、心強い。

交通手段の組み合わせ、所要時間などを加味して、ユーザーがルートを決めることができるため、単純に空一本に絞るのではなく、既存の交通手段との組み合わせも提案ルートに含めてくれるのだ。

アプリを使った配車サービス

「Pop.up」には専用アプリがあり、タクシーを呼ぶように配車をリクエストすることができる。目的地に到着するまでの間、飛行している付近の施設の情報などをユーザーに与えてくれる。

目的地に「Pop.up」が到着し、ユーザーが下車すると自動的に専用の充電ステーションに戻り、次の顧客を待つ仕組みである。

「残念ながら、現在の自動車では私たちが直面している交通の問題を解決することはできない。メガシティの将来について近代的なビジョンを共有する完璧なパートナーとして、エアバス社を見つけた」と語るのは「Italdesign」社 CEOのJörgAstalosch氏。

2030年までに交通渋滞は今よりも大幅に増加するという予測が立てられる中、「Pop.up」のような新たな発想によるモビリティの登場により、世界の交通事情が解決に向かうことを期待したい。

Pop.up
Courtesy of Airbus Group

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