bouncy
ABOUT US
Transportation
自転車にもウィンカーを「Turn signal gloves」

警察庁によると、自転車は道路交通法上では「軽車両」となっている。つまり、自転車も立派な車両扱いなので、走行も基本的には車道とされているのだ。

しかし、トラックや自動車、バイクなどが走り抜ける車道を、生身の自転車で走行するのは、正直なところ恐怖を感じる方も多いはずだ。特に夜間はなおさらだろう。

考えてみれば、自動車やバイクにはヘッドライトやテールライト、ウィンカー、ブレーキランプなど、光って他の走行車両に知らせるライトが多数ある。しかし、自転車には前輪付近につけるヘッドライトと後輪やペダルに付いているリフレクターのみである。もちろんカスタマイズして、テールライトをつける人もいるが、その数はあまり多くないように思える。

そこで開発されたのが、ウィンカーを点灯できるサイクリンググローブ「Turn signal gloves」である。元GoogleのプログラマーであるZach Vorhies氏により開発されたこのグローブは、自転車の安全を守る救世主となるのだろうか。

安全への強いこだわり

「車道に出て走ることは、恐ろしいことだと分かっている。私自身も他の車両から見えていないのではないかと不安になる。その恐怖を緩和するためにこのグローブを作ったのだ。」そう語るのは、開発者のZach Vorhies氏。

彼の安全への強いこだわりは、わずか10歳の隣人がひき逃げされたのを目撃してしまった過去のトラウマに由来するという。自転車の安全を守るため、Googleでの仕事を辞めて「Turn signal gloves」作りに専念したのだ。

ウィンカーのスイッチ

「Turn signal gloves」は、親指と人差し指の付け根のスタッズを接触させると、手の甲に搭載されたウィンカーが点滅を始めるグローブだ。スタッズが離れるまで点滅は維持されるという。このスイッチの仕組みの完成に、数年を費やしたという力作である。

「Turn signal gloves」は電池で作動し、スタッズが接触している間のみ電力が使われる。

明るいLEDライトで安全を確保

「Turn signal gloves」はウィンカーとして進行方向の通知だけではなく、ハンドルを握っている間もスタッズが接触していれば点滅するため、自らの存在を周囲にアピールすることができる。

驚くほど明るいLEDライトが採用されているため自転車だけではなく、夜間のランニングでの安全確保にも活用できる。

洗濯可能なこだわりの素材

トップグローブメーカーと張り合えるほどの品質の高いグローブを目指し作られた「Turn signal gloves」にはこだわりが詰まっている。

例えば、指部分には簡単に脱ぐためのプルタブ、手のひらには頑丈なレザー、手の甲は通気性の良いメッシュ素材が採用されている。

驚くべきことに「Turn signal gloves」は洗濯機で洗うことが可能だ。電池を外せば、冷たい水で他の衣類と共に洗えるのだという。

「Turn signal gloves」を着用する理由

自転車用のウィンカーも市販されているが、駐輪中に取り外されて盗難にあったり、設置場所が固定されるので視認性が限られるなどの問題もあるだろう。

しかし「Turn signal gloves」であれば、これらの問題をクリアできるだろう。グローブとして常に持ち歩けるので盗難の心配もなく、手を高く上げたり、手を振ったりすればより周囲への注意喚起も効果的になるはずだ。

さらに自転車だけでなく、夜間のジョギング時などはグローブを着けるだけなので、走る邪魔にもならず安全を確保できそうだ。

環境面や健康面で人気が高まっている自転車。その半面、自転車による事故は対策を迫られている。「Turn signal gloves」のようなプロダクトも、そうした解決策の一つになるかもしれない。

Turn signal gloves
Courtesy of Zackees

bouncy編集部
未来を感じるテクノロジーやプロダクト、世の中を良くするためのアイデア。クリエイティビティあふれるカルチャーなど、国内外の「Wow!」な話題を動画でお届け。

FEATURED

CATEGORY NEW ARTICLES

RECOMMEND