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ゆるスポーツはなぜ人気? 現代人が熱中する理由とは?

スポーツを始めたいけど社会人になってあまり運動していないし気後れしてしまう。本格的なスポーツって、何だか構えちゃう。そんな現代人にひそかに人気を集めているのが「ゆるスポーツ」。みなさんはゆるスポーツってなんだか知っていますか?

ゆるスポーツとは、スポーツの得意不得意、障害の有無、老若男女に関わらず、“誰もがゆるっと楽しむことができるスポーツ”のこと。「イモムシラグビー」、「トントンボイス相撲」、「手錠バレー」など、名前を聞いただけでもなんだかゆるさを感じます。どんな競技か想像するのは難しいですが、どの競技も“ゆるっと”楽しめるというのがキーワードです。

5月19日に豊洲で開催された「ゆるスポーツランド2018」に参加し、「ゆるスポーツ」って本当に面白いのか、その魅力を探ってきました。

「ゆるスポーツ」がうみだすゆるくて不思議な連帯感

今年で3回目の「ゆるスポーツランド」。会場に集まった人はおよそ300人。お年寄りから子どもまで、誰でも参加できます。

この日、行われた競技は全部で17競技。
脚を使えないという共通のルールを設けて、イモムシになりきってプレイするラグビー「イモムシラグビー」。

「トントン」という声に合わせてステージを振動させる技術で、紙相撲力士で相撲をとる「トントンボイス相撲」。

全ての競技において共通しているのは、どの競技もとにかくゆるい。そして身体能力が高いことが、競技での勝ち負けにはつながらないということ。誰もが自分の身体能力に対してコンプレックスを抱くことなく、気負いすることなく純粋に楽しめるスポーツという印象。

集まった人たちの年代や性別などは十人十色。でも会場には不思議な連帯感が広がっていました。なぜゆるスポーツが現代人を熱中させるのか。ゆるスポーツを考案したゆるスポーツ協会代表の澤田智洋さんに話を聞きました。

日本特有の概念「ゆるい」で「自信をつけてもらいたい」

ーー既存のスポーツにはない「ゆるスポーツ」の魅力とは何ですか?

澤田:
今までの競技スポーツだとより高く、より強く、より早く、いわば高みを目指しているわけですが、「ゆるスポーツ」は違っていて、高みというよりはもっと人生を横に広げることが体験できるスポーツだと思っています。

人っていうのはそれぞれ強みとか、チャーミングなところを皆が持っていて、それが生きるルールや環境をはめてあげると、皆がそれぞれが輝きだす。その新たな環境、ルールを提供しているのが「ゆるスポーツ」なんですね。

既存スポーツだと競技数も限られているので、そこから漏れてしまう人がいて、そこで活躍できないと皆、自分が悪いと思うわけなんですね。運動神経が悪いなーとかね。いや違うんです、悪いのは社会のルールやスポーツのルールなんだと思うんです。

ーーゆるスポーツが現代の人たちを熱中させるのって何故なんでしょう。

澤田:
ひとつは「自信がつく」ということだと思うんです。スポーツ、体育が苦手な人って、どこかで自分に自信がないまま大人になっているケースが多いと思うんです。どんなに仕事を頑張っても、運動が苦手というレッテルは拭い去れない。

スポーツは人間が勝手にルールや環境を決めて勝ち負けを作ったファンタジーの世界だと思うんです。でも、スポーツで得た自信って、実世界でも大きな影響があって、自分の人生にフィードバックされますよね。

だから既存のスポーツだけではなく「ゆるスポーツ」をつくることで、運動することに距離を置いてしまった人たちにも自信を与えられると思っています。

トップテクノロジーをポップにする「ゆるスポ」

ーー今回のゆるスポーツランドに登場した「○×スペース」や「顔借競争」には、先端技術が取り入れられていますよね。どんな技術なんでしょうか。

澤田:
「○×スペース」は、高い透明度を維持しながら特殊なガラスに文字を投影できるAGC旭硝子の技術を利用したガラス版上の○×ゲーム。「顔借競争」は、精度の高いNECの顔認証技術を生かして、他人同士の顔の類似度を採点化するゲームで、どちらも日本の企業が持つ独自のテクノロジーが使用されています。

特許を取ったりした企業の独自技術が日本にはたくさん眠っていると思うんです。凄い技術が使い道がわからずに眠ってしまうのはとてももったいない。その技術を私たちはゆるスポーツにして生まれ変わらせたいと思っているんです。

「凄いんだけど使い道がわからない技術」をどうやって活用するかというと、トップテクノロジーをポップにすることだと僕は思っているんです。トップって何でもとっつきにくいじゃないですか。でもトップをポップにすると親しみやすくなる。だから日本の先端技術をポップにして競技に取り込むことをゆるスポーツは意識しているんです。

ゆるスポーツを通してスポーツの形をかえる=「ゆるライゼーション」

ーー最後にゆるスポーツを通して社会がどのように豊かになると思いますか?

澤田:
敷居が高くターゲットが狭くなっているものを、ゆるくする、ほぐす、解放することで、皆が入って来やすくなる。結果的には参加した人も豊かな気持ちになるし、提供する企業側もターゲットが広がることで皆がハッピーになれる。これをぼくは「ゆるライゼーション」と呼んでます。この「ゆるライゼーション」がもっとたくさんの人に広がって行けばいいなと思っています。

・ ・ ・

このゆるスポーツ、今年の夏から秋にかけて全国の百貨店などを会場にイベントや体験会も開催される予定だということ。あなたもゆるスポーツで、一味違ったスポーツの形を体験してみては?

世界ゆるスポーツ協会
http://yurusports.com/

問い合わせ先:
http://yurusports.com/contact

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