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自分の声が話し出す不思議体験!? 東芝が音声合成アプリ「コエステーション」をリリース

東芝デジタルソリューションズから、音声合成技術を使った無料アプリ「コエステーション」がリリースされた。アプリに自分の声を聞かせると学習していき、自分の声の分身「コエ」となって、入力したテキストを読み上げるという不思議な体験を味わうことができるという。

音声合成技術を体験できるアプリ

「コエステーション」は、App Storeから無料でダウンロード可能。指定の文章を読み上げて、自分の声をアプリに録音すれば、人工音声として「コエ」が生成される。その後はテキストを入力すると、あなたの声を模した人工音声が、テキストを読み上げるのだ。

テキストの読み上げページでは、「喜び」「怒り」「悲しみ」といった感情の調節バーも設置されている。「喜び」の数値を上げれば明るい声色になるなど、自分の「コエ」をチューニングして楽しむことも可能だ。

さらに指定のセリフを録音していけば、アプリが声の特徴を学習し、より本人に近い「コエ」へと最大でレベル5までレベルアップする。このようにして作られた自分そっくりの「コエ」は、そのままSNSにシェアすることも可能となっている。

カーナビの音声が好きな声優の声に?

「コエステーション」のアプリは個人で楽しむものだが、法人向けのサービス展開も想定している。例えば有名人の人工音声をゲームのキャラクターにすることや、カーナビの音声をお気に入りの声優の声に設定するといった活用方法が考えられているようだ。

「コエステーション」はどのようにして生まれたのか

音声合成技術を活用した「コエステーション」のプロジェクトは一体どのようにしてスタートしたのか、プロジェクトリーダーとして事業を推進してきた金子祐紀氏に話を聞いてみた。

——「コエステーション」のサービスをスタートした経緯とは?
金子:もともと東芝では40年以上研究が続けられている音声合成技術があって、その技術をもっと世の中の人に使っていただきたいという想いがありました。

一方で、カーナビの声を好きなタレントさんの声に切り替えることも出来ないし、SNSで送ったメッセージが本人の声で読み上げられるようなサービスもないし。テキストや写真と違って、「声」って全然自由に使えてないなということに気づいたんです。

そこで、一般人から声優さん、タレントさんなどのプロまで、みんなの「コエ」が集まる仕組みを作ることで、それらのコエを企業が様々なサービスで活用していただけるプラットフォーム「コエステーション」を立ち上げることになりました。

また、怪我や病気で声を失っている方が、国内だけでも50万人以上いらっしゃるという話を聞きました。これからは「万が一の時のためにもコエステーションに自分のコエを登録しておくのって普通だよね」という世界にしていきたいと考えています。

——アプリ版では「コエ」を使った新たなサービスを順次追加していきます」とあるが、具体的にどのようなサービスが追加される?

金子:現在、基本機能以外では「Dr.Coeのコエ診断」という声の特徴を診断してくれるサービス、「コエダシテコー!」という音声スタンプサービスをご提供しています。

コエステーションの主な目標は、プラットフォームとして様々なサービス企業さんと共創し、エンタメ・SNS・教育・ロボットなど多方面で新しいサービスが生まれるようにしていくことです。

一方で、自分たちでもコエを使った面白い機能・サービスは今後も展開していこうと思っていますが、その内容については、今はまだ秘密です。

——法人向けサービスでは、どんな企業から問い合わせが来ている?
金子:機密保持の関係で社名などはお伝えできませんが、本当に多種多様な業界より100社以上からお話をいただいています。今後益々ニーズは高まっていくだろうと実感しています。

すでに水面下で進んでいるプロジェクトもありますが、しばらくしたらいくつか発表できると思いますので、期待して待っていていただけるとうれしいです。

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音声合成技術を手軽に体験できる「コエステーション」。プラットフォームとしての展開がスタート本格的に始動すれば、これまでにない「コエ」を使ったサービスが生まれてくるだろう。

ひとまずは音声合成技術を体験できるアプリ版を使って、自分の「コエ」で遊んでみてはどうだろうか。素直に謝ることができないガンコな人でも、合成音声なら「ごめん」と気持ちを伝えられるかも?

コエステーション
東芝デジタルソリューションズ

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