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日本でのシェアリングエコノミー事情。現状と問題点、今後の展開は

シェアリングエコノミーという言葉を最近よく聞くようになってきた。Airbnb やUber などの海外サービスだけでなく、国産のシェアリングエコノミーサービスも次々と誕生している。そこで、今回は日本におけるシェアリングエコノミーの現状と今後について取り上げてみよう。

日本でのシェアリングエコノミーはどのくらい普及しているか

世界で大きな注目が集まるシェアリングエコノミー。日本でも着実に普及が進んでいる。矢野経済研究所の調査結果によると、2016年度の国内シェアリングエコノミー市場の規模は、前年度比26.6%増の503億4000万円という。二桁成長を続け、その勢いはさらに増している。

また、2018年度は住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されるため、シェアリングエコノミーの市場がますます拡大することが予想される。訪日外国人客の需要を取り込んでいくためにも、シェアリングサービスは今後キーポイントになるだろう。

日本で利用されているシェアリングエコノミーサービス

日本ではどのようなシェアリングエコノミーサービスが利用できるのだろうか。ここでは、代表的な5つのサービスを取り上げよう。

民泊

法改正によって今後爆発的に伸びそうなのが民泊だ。現在でも、Airbnb などが利用できるケースはあるが、法改正によって参入するプレイヤーがさらに増えるのではないだろうか。これまでは、個人が提供していることが多かったが、今後は企業が参入してより活発になるだろう。

カーシェアリング

家だけでなく、自動車のシェアも進んでいる。駐車場の一角に、タイムズなどシェアリングカーが置いてあるのを見たことがある人もいるかもしれない。

カーシェアリングの利用が進んでいる背景には、必要なときだけ使いたいというニーズがあるためと考えられる。特に、大都市圏では駐車場の費用がかさむほか、普段は公共交通機関で移動することが多いため、サービスが受け入れられやすい。

シェア自転車

自動車だけでなく、自転車のシェアリングサービスも登場している。NTT ドコモや自治体などがサービスを展開しており、ユーザーを増やしている。

洋服

最近、女性を中心に「Air Closet」というサービスが注目を集めている。Air Closetは、洋服をシェアできるサービスで、一度に最大3着まで借りることができる。滅多に着ないパーティ用のドレスや、これまであまり着てこなかったテイストの洋服を試してみたいときに便利なサービスといえるだろう。

スキルシェア

スキルシェアは、ある技術を持っている人がインターネット上でそのスキルを必要としている人にサービスを提供することをいう。サービスを受ける人は、必要なときだけそのスキルを持った人にお願いすれば良いので、最低限の費用で済み、サービスを提供する側も自分の得意スキルを存分に活かして収入を得ることが可能になる。

有名なサービスとしては「タイムチケット」や「エニタイムズ」などがあるが、今後あのメルカリもスキルシェアに新規参入すると言われており、注目が集まっている。

シェアリングエコノミーサービスの問題点

日本でも急速に普及しているシェアリングエコノミーサービス。順調に伸びているように見えるが、まだまだ課題が残されている。

その最たる例が、法律や規制がシェアリングサービスに追いついていないことだ。例えば、海外では一般的な Uber などの配車サービスも、日本では白タクと見なされてしまうため、利用することができない。民泊についても解禁されるとはいえ、最大滞在日数が180日までという制限がついている。せっかく便利なサービスも、これでは魅力が半減してしまう。

もちろん、この現状に手をこまねいているわけではない。民泊新法のように法律が制定され、制限はつくものの利用できるようになっているのは大きな一歩といえる。それだけに、今後このような法整備をどんどん進める必要があるだろう。

日本でシェアリングエコノミーはもっと浸透するか

シェアリングエコノミーは日本以上に海外で浸透しており、配車アプリなどは雲泥の差があるといっても良いだろう。

日本でシェアリングエコノミーが浸透するには、社会の常識や構造を大きく変える必要があるだろう。例えば、働き方が変われば、スキルシェアを利用する人が増え、新しい働き方や仕事の進め方が生まれるかもしれない。また、家や車をシェアではなく購入するというスタンスは根強く残っており、この考えが柔軟になればAirbnb や Uber のようなサービスが勃興してくるかもしれない。

日本のシェアリングエコノミーはまだまだ黎明期といえるだろう。今後社会を大きく変えるような画期的なサービスが出てくるか注目したいところだ。

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