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あきらめない人の車いす「COGY」がもたらす希望のメカニズム

いま、ある日本企業が作り出した「車いす」が話題だ。事故や障害で、足が思うように動かせない人でも、どちらか片方の足を少しでも動かせれば、この車いすで自分の両足で、ペダルをこいで進む事ができる可能性が生まれるという。

そんな、「自力で足を動かす希望」を与えてくれるのが、株式会社TESSによって開発された車いす「COGY」だ。

足が動くメカニズム

例えば、手も不自由な脳性麻痺による四肢体幹機能障害の人は、普通の車いすでは車輪を回すことは非常に困難だ。しかし、このペダル付き車いすのCOGYであれば、自分の力で動かす事ができ、更にスピードも出て長い距離を移動する事が可能になるという。

なぜCOGYに乗った人の足が動くのか?それは、脳からの指令ではなく、COGYが「右足を動かしたあとは左足」という、脊髄の「原始的歩行中枢」からでていると考えられる反射的な指令を活用しているからだ。つまり、片方の足がわずかでも動けば、反射的な指令によって、もう片方の麻痺していた足が動くというわけだ。

COGYは、「ニューロモジュレーション」と呼ばれる感覚神経の情報が、脳や脊髄の中枢神経回路網をうまく調整してくれる力を使い、新しいリハビリテーション技術を形にした製品なのだ。

ユーザーの声

では、COGYは具体的にどのような人の役に立ち、また、利用者にとってどのような役割を担っているのだろうか。ユーザーの声から探ってみよう。

・二分脊椎症の女性

アイススレッジホッケーとパワーリフティングの競技をしています。COGYは少しの力で動くし、乗っているとすごく汗をかきます。有酸素運動をしている感じですね。ただ、はじめてCOGYに出会ったときは、動くかどうか不安でした。乗ってみる、やってみる。何事も挑戦することが大事だと思います

・パーキンソン病の男性

COGYとは、もう一心同体。腰を痛めてから杖を使っているのですが、どうしても膝が痛くて。COGYは痛みを感じないのがいいですね。郊外に出かけるとき以外は、毎日乗ってます。それに、鍛えられている感じがしていいんです。坂道でも自分の力で動かせるところが気に入ってます。

・頸椎損傷 四肢体幹機能障害の男性

初めてこいだとき、誰かが押しているのかと思った。他の人にCOGYのことを聞かれたら、まずは乗ってほしい。体験すれば私のこの驚きを分かってもらえると思います。

COGYの可能性

個人差はあるものの、COGYをリハビリに使った場合、足のリハビリに効果が表れている人もいるそうだ。中には洗面台で歯を磨いたり、トイレに行けるようになるまで行動範囲が増えた方も。その結果、コミュニケーションが増え、精神的な面での効果も期待できるだろう。製品はリハビリ目的に開発されたが、現在では行動範囲を広げるために使用する利用者が増えているとのこと。

現在は140cm以上の人が対象だが、身長140cm以下の子どものためのSサイズも開発中で、この量産化が実現すれば、さらに自分の足で動く夢を叶えられる可能性が増えるに違いない。

COGYの展示や、試乗を行える会社や販売代理店は日本全国にある。(下記オフィシャルリンク参照)また、レンタルも行っているので、興味がある方は一度試乗してみてはいかがだろうか。

COGY
Courtesy of TESS Co.,Ltd.

bouncy編集部
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